お知らせ

2019.08.20

【活動報告】たまな在宅ネットワーク夏の『倫理』研修会報告

6月の緊急企画WS「点滴を考える」では終末期における様々な課題が明らかとなり、たまな在宅ネットワークでは8月に『倫理』を学ぶとして二つの『臨床倫理』にまつわる研修会を実施しました。

1、たまな在宅ネットワーク8月定例会 & 玉名中央病院心不全緩和ケア合同研修会

8月9日(金)に開催しましたたまな在宅ネットワーク8月定例会(第84回在宅ネット定例会)は同日開催のご案内をいただきました玉名中央病院心不全緩和ケア研修会との合同企画として、初めて通常の玉名郡市医師会館から会場を玉名中央病院2階大ホールを変更し開催しました。

第1部 心不全緩和ケア研修会~心不全緩和ケアのエッセンス~

8月9日の第84回たまな在宅ネットワーク定例会のプログラム・会場を一部変更し公立玉名中央病院との合同開催で心不全緩和ケアの研修会を開催しました。総勢100名をこえる参加があり、ご講演の久留米大学医学部内科学講座心臓・血管内科部門助教 柴田龍宏先生のお話では、今後予測される心不全パンデミックのお話等、心不全緩和ケアに関する現状や課題、早期緩和ケアの重要性について詳しくお話いただき、また久留米大学病院の心不全支援チームの取組等では改めて地域の医療機関との連携が重要であることも示された内容でした。

第2部 たまな在宅ネットワーク定例会 症例検討会

後半のたまな在宅ネットワーク定例会における症例検討会では、玉名中央病院総合診療科の田宮先生や循環器内科奥山先生も継続してご参加いただき、70㎜をこえる大動脈瘤の在宅患者さんにおける緊急時対応(終末期における対応)等も具体的な議論を頂きました。今回たまな在宅ネットワーク定例会をはじめて玉名中央病院で開催しましたが、地域の中核病院での開催で先生方にもご参加いただくことで症例報告会もより具体的な議論が可能となり、地域での連携につながると強く実感した次第です。

2、たまな在宅ネットワーク臨床倫理出張研修 ~お・と・な・の臨床倫理~

8月16日に玉名中央病院大ホールにて熊本大学大学院生命科学研究部生命倫理学講座 教授門岡康弘 先生をお招きして、「おとなの臨床倫理」をテーマにご講演をいただきました。非常に内容は多岐にわたるものの、改めて考える内容ばかりでありました。門岡先生より過去の臨床倫理にまつわる様々な事例から問題形式でキーワードやポイントをグループワークで回答をする時間をとっていただきましたが、なかなか・・・同じ内容を医学部の学生さんが受けられるとのお話でしたがでこの科目は点数とるの難しいぞ・・・(苦笑)とも思った次第です。

しかし、終末期の定義や緩和ケアがなぜ終末期医療における必須なのか、本人・家族の意思確認やQOLの捉え方等、対人援助における専門職すべてが知っておくべき、学ぶべき内容であったと思った次第です。臨床倫理に関しては、点滴、心不全、癌等に限らず、認知症、透析、他… 医療介護福祉に関わる以上避けては通れない課題であり、今後も引き続きたまな在宅ネットワークにおいても取り組んでいきたいと考えております。

10月の定例会では『透析』について学ぶ機会を設ける予定です!!

2019.08.20 / 12:32

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